仮象のはるいろそらいちめん
ただやみくもの因果的交流電燈
明るく明るく明るく灯ります
Watermelonの電気石
音と言語の交差地点
ますます色彩過多の世界にて
七つの櫻が追い越した
わたしめがけて追い越した
ふうけいより先にわたしはなく
わたしより先にふうけいはなく
追いかけ追いつきいなくなる
ふわふわとつつまれ世界は消えていく
ふわふわの櫻の森で世界が鳴った
美しい音色で世界が鳴った
それが虚無ならば虚無自身がこのほとりで
ある程度までみんなに共通いたします
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
みんなのおのおののなかのすべてですから)
--《サクラノ詩-櫻の森の上を舞う-》